隆盛の大阪へ

食の都、天下の台所、元禄文化発祥の地、大阪。

古くは明日か時代から港湾都市として栄えた町だ。

豊臣秀吉がお膝元とした都市として有名で、実は大阪城はあの織田信長と一戦交えた石山本願寺の跡地に建設されたことはあまり知られていない (と思う) 。

その後の大阪の陣で一時は荒廃したが、徳川政権下で西国大名への防波堤として再建され歴代の大阪城代には天保の改革で有名な水野忠邦や間部の青鬼として名高い間部詮勝などが名を連ねている。

維新後には大名貸の隆盛凋落を経験し、大戦時には空襲も受け、それでも逞しく大発展を遂げた町、大阪。

今や東京には経済においても文化においても閉塞感が漂っているが、大阪はまだまだ元気のようだ。

しぶとく、強く、強かに、しなやかに、大阪商人の魂を思いつつ、いざ、大阪へ。

 

 


大阪への訪日客、初の1000万人 17年、LCCが寄与 :日本経済新聞