経営者としての矜持

社長とは何者か。

これまで零細、中小企業の経営者の方々と度々お会いする機会があった。

話の内容が内容だけにいかに自分の会社が希望に充ち溢れ、いかに自分の経営ビジョンが正しく、いかに自分の会社の先行きが明るいか、そんなことを延々聞かされた。

結局どのコネにもお世話にならず自分の働き場所は自分で選んで来た。

様々なありがたいお話を受けてきたが、毎回思っていたことは、

「いかに御社と貴方が素晴らしいかはよく分かった。分かったからリアルなマイナスの部分と現状の経営課題、そして何よりも職務に対する社長の覚悟のほどをお伺いしたい。」

ということだった。

実際にこの手の質問をしたことがあるが、イマイチよく分からない返答があっただけで自分の心にストンと落ちてくる回答を貰えた事がなかった。

今の会社からも明確に納得出来る回答を貰ったわけでは無いが良いご縁の中で面倒を見て貰っている。

定年退職までまだ数十年、定年後の労働を含めるとまだまだ世の経営者の方々とお付き合いする時間が残されているが、労働者として生きているうちに「これだっ!」と思える経営者の矜持にお目にかかりたい。

 


絶対に会社を潰す"ダメ社長"3つの傾向 | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online