ムーミン谷のスナフキン

スナフキンと言えばいつも飄々としていて、達観していて、それでいて嫌味が無く理想とする哲学者像だと思う。

いつでもどこでも誰と居ても目の前のことをありのままに受け入れて、飾らず素のままでいられる様な、そんな大人になるにはどんな経験が必要なんだろ。

これだけ情報通信が整備されて人と人が出会い結び付き、新たな発見や人生観を一変させる機会を得るにあたって、世界中の人が物理的な距離という枷から解放された時代に「自由と孤独と音楽 (= 自分の好きなこと) を愛する」ということは実はとても難しいのかもしれない。

情報の双方向発信が浸透すればするほど、その手段が増えれば増えるほど、何故かそれに反比例して我々の承認欲求は爆発的に脹らみ続け、それ故にどこか満たされない思いに囚われていくのかもしれない。

スナフキンのようにはなれなくても、せめてたまにスナフキンのことを思い出した時くらいはスナフキンの名言通りの一日を過ごしてみよう。

 

「生き物にとって、自然に振る舞うというのはとっても大事なことなんだ」

 

 


ムーミン谷のミニマリスト、“スナフキン”に学ぶ「自由を愛する生き方・人間関係の築き方」 | キナリノ