your human. I am human.

日本が鎖国を解禁して160余年。

この国は様々な編纂を経て今日に至るがそれにしても都市部から農村部まで今や日本中どこでも外国人が生活している。

それ自体については是非もなくウェルカムなのだが、どうも無秩序な輩も多い気がする。

先日の成田空港での中華の国の国家斉唱然り、沖縄での外国人の乱暴狼藉然り、悪さを働くのはごく一部の外国人であって全部とは思わないが、やはり犯罪を犯した犯人が外国人でしたとなると普段から全く気にも止めていないナショナリズムが変な方向に向かい始めそうになる。

法務省発表の在留外国人は2017年も前年より増加の過去最高を記録していて毎年過去最高を記録し続けている。

既に外国人向けのビジネスも多くテクノロジーの世界では小型翻訳機がバカ売れとのこと。

翻って、先日、日本テレビで放送中の人気番組「世界のはてまでイッテQ」を視ていたら出川哲朗さんがアメリカでロケをしていた。

その中である黒人の方に拙い英語で会話をしている中で、出川さんは「your human. I am human.」と言っていた。

実に簡単な英語でそのものズバリなのだが筆者はなるほど感心した。

出川さんの頭の中では (もしかしたらそれすらも英語で話せなかった可能性もあるが) 彼自身も外国人も人間でしか無いのだ。

そこには使う言葉も肌の色も育ってきた文化も信仰する宗教も関係ない。

人と人なのだ。

日本人として、一人の人間として、相対する相手を自分との違いで捉えずに自分との共通点で捉えるような目線でいたい。

開国から160余年。今の日本人は様々な編纂を経て多くの外国人と共に歩むことになった。

今の日本を幕末の先人達が見たらなんと言うかな。